酉水河は酉陽県の東部に位置し、湖北省宣恩県に発祥し、酉陽大渓、酉酬、後渓（既に酉水河鎮に名称が変更された）等三つの鎮区は重慶市秀山県を経由して沅江に合流してから、洞庭湖へ流れる。酉陽境域内の全長は81キロメートル、平均幅は約12.5メートルである。沿岸にはトーチヤ族人が集まって住む場所であり、トーチヤ族の揺籃となっている。

        詩歌のように美しい酉水河は「渝東の南小桂林」及び「最も美しいトーチヤ山寨」との美名があり、笔架山林や銀子灘、三吾山下流の清江、年取った漁師は高碑と夕日に酔っ払うになって、美しい山尽くし大変喜んでいる。川岸の春花は輝かしく、夏の緑は青々として、秋の紅葉は真っ赤、冬の雪はきらきらして透明である。古風で質朴な力強くそびえているモウハクヨウ、すらりと並んでいる水上家屋、高くなったり低くなったりする木葉ラブソング、歴史トンネルに通う青石道路、トゥチャ族の無限な感情はこだましている。濃い民族風情は民族学家より絶好的に賞賛したり、撮影者が興奮したり、詩人が心ゆくまで気持ちよくなったり、観光客が酔っ払うになったりさせて、名残惜しくて帰るのを忘れている。

        異なる風情の酉水河は清楚で純真、秀麗で、民族文化は歴史が長い。古風、典雅な手振堂、高くなったり低くなったりする聞く人を感動させる民族歌、山歌、木葉ラブソング古い歴史をもつ陽戲、儺戲、異彩を放つ民族祝日、奇特で神秘的な民族習俗、風味の異なる民食文化は、特有的な民族雰囲気を放っている

        清い酉水河はトゥチャ族人を生み出してから養分や栄養をつけている。酉水河の両岸にトゥチャ族人はお酒を飲んだり大きく切りの肉を食べたり、美味しい油茶スープを味わったり香りのよい油揚げもちを作ったり、柔らかい米豆腐を研いたりして独特的な飲食文化を創造した。よく保存できた手振堂でトゥチャ族の伝統祝日及び村落の冠婚葬祭及び祭祀等重大のイベントにあうとトゥチャ族人は全て手振堂以外に燃え盛るたき火を燃やして、徹夜で楽しく歌って、トゥチャ族古代庶民の農作、生活、狩り、作戦等場景を表す手振舞を踊ったりする。本来の役以外の役を演じて男形が二枚目の役を演じるランタン、トゥチャ族のトーテム及び信仰を体現する陽戯を演出している。酉水河の傍に行う冠婚葬祭は哭きお嫁等の伝統習俗があり、トゥチャ族人の「泣きながら吉事を行い、笑いながら凶事を行う」民俗特徴を生き生きと表現している。ここのトゥチャ族にある伝統的な山歌、短調、船歌木ノ葉のラブソングは天籟のように意気盛んでいる。一つの歌は一つの美しいストーリを記載し、一つの舞踏は一つの感動的な物語を述べている。

        千年歳月の土煙から歩んできた酉水河はトゥチャ族のお母さんの川になっている。美しい自然風光は独特的な民族文化を産んでいた。ここで歴史の痕跡に触れることが出来る上で、大昔のティアナ音を聞くこともできる。